カルバンクライン ボクサーパンツNB1656を実測レビュー。S=日本Mサイズ説は本当か、ウエスト74cmで検証

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カルバンクライン ボクサーパンツNB1656(Steel Micro・ブラック・Sサイズ)

結論:カルバンクラインは「日本サイズ感覚」で選ぶと失敗する

先に結論です。カルバンクラインのボクサーパンツはUS規格で、Sサイズの対応ウエストは71〜76cm(並行輸入品の表記)。つまり日本のM相当を1サイズ下の表記がカバーします。「普段のサイズより1つ下げろ」とよく言われるのはこのためで、正確には「サイズ表記ではなく、自分のウエスト実寸をUSサイズ表に当てる」のが正解です。

私はウエスト実寸74cmでSサイズを選びました。結果はピッタリでした。やはり普段履いているサイズからワンサイズ下げて選ぶのが〇です。

この記事では、現行モデルのNB1656(Steel Micro系・黒・Sサイズ)を実物で平置き実測し、ネット上で情報が真っ二つに割れている「サイズ感問題」に実測値で答えを出します。

なぜ「大きめ」と「小さめ」で情報が割れるのか

カルバンクラインのサイズ感を調べると、次の2説が並存しています。

  • 「US規格だから日本サイズより大きめ。1サイズ下げるべき」という説
  • 「フィットしてこそ美しいから、あえて小さめを選ぶ」という説

どちらも一部は正しく、混乱の原因は3つあります。第一に、表記の基準がショップごとに揺れていること。同じNB1656でも「海外S=日本M相当」と案内する店と、「S(71-76cm)」とUS実寸で表記する店があります。第二に、モデル(型番)ごとに実寸が違うこと。Sサイズのウエストは商品によって5cm程度のばらつきがあると指摘されています。第三に、シリーズごとに素材の伸縮性が大きく異なること。綿主体のコットンストレッチと、化繊マイクロファイバー系では同じ表記サイズでも体感がまるで違います。

つまり「カルバンクラインのサイズ感」を一言で語ること自体に無理があり、買う型番そのものの実測で見るしかありません。ここからは現行のNB1656で具体的に検証します。

NB1656の平置き実測。Sサイズの実寸はどれくらいか

カルバンクライン NB1656の表側。ウエストゴムは平置きで30cm
表側の画像。ウエストゴムは平置きで30cm
カルバンクライン NB1656の後ろ側。足口のカットが上がったシェイプ
後ろ側の画像。足口のカットが上に上がっており、ボクサーパンツとブリーフの中間のようなシェイプです。

NB1656(Steel Micro)実機レビュー

素材と作り

NB1656はポリエステル84%・エラスタン16%のマイクロファイバー生地で、綿では出せないツルツルとした肌触りと強い伸縮性が特徴です。フロントは前閉じ・立体構造で、ウエストはシルバーのロゴバンド。股上は浅めのローライズ設計です。

カルバンクライン NB1656の縫製部分。フラットシーマではないが肌当たりの優しい縫製
縫製はフラットシーマ縫製では無いものの、肌当たりの優しい縫製が採用されています。

着用していて気になったところ(ウエスト74cm・S着用)

カルバンクライン NB1656の縫い付けタグ部分
タグは従来の縫い付けタグで、履いた際に不快感があります。高いボクサーパンツなのでこの部分は非常に残念です。

フィットは良い形状なのですが、先ほども触れた通り、足口が上がっているタイプのボクサーパンツなのでお尻の方にずり上がってきて非常にきになります。アイコンとなっているCalvinKleinのウエストゴムを見せたい人はいいと思いますが、履き心地には褒められる点はないです。

ムレの実測(サーモグラフィー)

カルバンクライン NB1656着用時のサーモグラフィー
前側の中心部分(股間がある部分)は生地が2枚重ねになっているので表面温度が低く出ますが、これは逆に言うと内側に熱がこもっている状態を表しています。
エアリズム着用時のサーモグラフィー
参考までにユニクロのエアリズムですが、このボクサーパンツは生地が薄いのが特徴です。先ほどのCalvinKleinと同様に股間の部分は生地が2枚重ねなので表面温度が低いですが、側面の温度は高く出ています。これは身体の熱を逃がしているサインでもあります。

エアリズムのサーモ所見と生地の薄さはユニクロ エアリズムとコットンの履き比べレビューで詳しく比較しています。

NB1656が合う人・合わない人

  • 合う人:ローライズのすっきりしたシルエットが好きな人。ツルツルした化繊の肌触りが好きな人。ジムやトレーニングで汗をかく人。
  • 合わない人:股上が深い安心感が欲しい人。綿の肌触りでないと落ち着かない人。そして、ムレやすさ・玉の張り付きが最大の悩みの人。

なお、同じ海外ブランドでも綿ストレッチのディーゼルUMBX-SHAWNの実測レビューでは性格がかなり違いました。綿と化繊で迷っている人は履き比べの所見も参考にしてください。

最後の「ムレ・張り付き」が主な悩みなら、生地の種類を変えるより構造で解決する分離型(セパレート構造)という選択肢があります。仕組みは下の記事で解説しています。

完全分離型ボクサーパンツ(FA BOXER BRIEF)着用時のサーモグラフィー
クラウドファンディング歴代1位を記録した完全分離型ボクサーパンツはフロント部分の生地は1枚ですが、股間の部分の温度が高くなっていません。これは股間の部位同士の接触を抑えているので熱を持ちにくい状態になっていることを表しています。

関連記事:陰嚢分離型ボクサーパンツとは?構造とメリットを解説分離型ボクサーパンツのおすすめ比較

購入リンク(NB1656・3枚パック)

この記事では履き心地に厳しい評価をしましたが、9ブランド14品を横に並べたボクサーパンツの履き心地ランキングでは、生地の伸縮とフィットが効いてNB1656は3位です。ずり上がりとタグを減点したうえでの順位で、判断が分かれた経緯もそちらに書いています。

よくある質問

Q. カルバンクラインのSサイズは日本のMサイズですか?

A. おおむねその理解で合っています。並行輸入品のSはウエスト71〜76cm表記で、日本のM(71〜79cm目安)と大きく重なります。ただし型番によって実寸に差があるため、表記より自分のウエスト実寸で照合するのが確実です。

Q. 迷ったら大きめと小さめどちらを選ぶべき?

A. ウエスト実寸が対応範囲の中間〜下寄りなら表記どおり、上限ぎりぎりなら1つ上をおすすめします。マイクロファイバー系(NB1656等)は伸縮が強いためジャストで問題が出にくく、綿主体モデルは洗濯で縮む分の余裕を見る、とシリーズで考え方を分けるのが実用的です。

Q. 洗濯で縮みますか?

A. NB1656はポリエステル84%・エラスタン16%のため縮みはわずかです。一方、綿95%系のコットンストレッチは縮みやすいという検証報告があり、綿系を選ぶ場合は干す前に形を整えるなどのケアが要ります。

Q. 偽物が心配です。見分け方はありますか?

A. 人気ブランドのため模倣品の流通が指摘されています。相場より極端に安い出品を避け、販売実績・レビューの蓄積がある店舗(楽天・Amazonの実績ある並行輸入業者や正規取扱店)を選ぶのが現実的な自衛策です。

  • この記事を書いた人

マサ

メンズボクサーパンツを中心に、実物を自分で購入して履き、同じ体(172cm・65kg・ウエスト実寸74cm)で平置き実測とサーモグラフィー撮影を行って比較しています。ランキングの順位は売れ筋ではなく、実際に履いた所感で決めています。

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